糖尿病治療での、基本は「食事療法」です。
食事療法というと、病院食のような味けない食事を連想する人もいるかも知れません。
実は、健康な人にもオススメできる、とても栄養バランスの取れた健康食なのです。
食事療法を効果的に行うために、以下の3つの原則を守りましょう。
 
≪食事時間を決める≫
 
(1) 食べ過ぎない
糖尿病の人はインスリンの働きが低下しているので、
食べ過ぎるとより血糖値を上昇させる原因となります。
医師や管理栄養士等、専門家から指示された1日の総カロリー量を守りましょう。
 
(2) 栄養バランスを考える
低カロリーの食事をしていても、栄養のバランスが悪い食事では意味がありません。
決められたカロリーで、各栄養素のバランスを考え摂取することが食事療法を成功させる鍵です。
 
(3) 食事時間を決める
不規則な食事は、β細胞がインスリンをつくるリズムを狂わせ、
血糖値に悪影響を与えます。また、肥満の原因にもなります。
 
 
≪バランスの良い食事をする≫
 
食事療法の基本は、「栄養バランスの取れた食事をとる」ことです。
どんなに適正エネルギーが守られていても、
食事の栄養バランスがよくなければ治療効果は期待できません。
常にバランスのよい食生活、そして、それぞれの栄養素を過不足なく
取れるよう心がけましょう。
 
≪食事療法で推奨される指示エネルギー量≫
炭水化物 55~60% 
ほとんどの方は極端に減らす必要はなく、ご飯やパンはやや減らす程度で大丈夫。
 
脂質 20~25%
脂質の摂取は、ほとんどの人が減らさなければいけません。
とくに、中性脂肪値や悪玉LDLコレステロール値が高い場合は、
動物性脂肪などの脂質を減らしましょう。
 
たんぱく質 15~20%
たんぱく質は血液や筋肉をつくるために必要な栄養素で、
成人では適正体重1kgあたり1.0~1.2g程度必要です。
総エネルギー量の15~20%と考え、植物性たんぱく質と動物性たんぱく質を
バランスよく摂りましょう。

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